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Tue.,
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アウトプットは、できればインプットと同じ水準のものがいい。

たとえば論文を読むなら、論文を書くつもりで読むこと。

そうなると内容を得るだけでは済まなくなる。

  • どういった構成で書かれているか?
  • どんな決まり文句や、つなぎの言葉が使われているか?
  • 主張を支えているものは何か?
  • データはどうやってつくられたのか?
  • それにはどれくらいの時間とリソースが必要なのか?
  • どの参考文献から、どんな一節が引用されているのか?

といった「こまごました」こともチェックすることになる。

何もかもを一度に読む取ることは難しいのなら(確かに難しいことだ)、内容が理解できたと思う論文を、今度は「書き手」の立場から再度(多分、繰り返し)読み返すこと。

だから読むのなら、再読に耐えるようなものがいい。

行なうのは、論文のリバース・エンジニアリングだ。

とことんバラバラに分解して、分解・解析の結果は、自分がすぐにでも利用可能なようにストックしておくこと。

最初は手間がかかるが、すぐに役立つ。

100冊読む時間があったら論文を100本「解剖」した方が良い 読書猿Classic: between / beyond readers

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Sun.,
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英語の論文を読むと、
・主張は現在形
・データは過去形
・先行研究は現在完了形
で書かれていることが多い。
なんとなれば、
・「主張」は、(領域が限定的で条件付きであっても)普遍妥当的な命題を
・「データ」は、その作り方を込みで、どういう風に実験したか、調査したか、という既定事実を、
・「先行研究」は、本論文が、どんな学問的ネットワークの中でどう位置づけされるのかを述べているからである。
過去時制と現在完了の違いが分からないという人には、上のような話をする。
しかし論文を書いたことがない人もいるので、ピンと来ない場合もある。
そんな時には、次のような話をする。
I didn’t see her this morning. 過去時制
I haven’t seen her this morning. 現在完了
どちらの文でも、I(私)は、今朝、彼女に会っていない。
両者の相違は、だから別のところにある。
過去時制は端的に「彼女に会えなかった」という《過去の事実》を述べている。
そのように言う「I(私)」にとって、「(彼女と会えなかった)今朝this morning」は、もう終わった、過ぎてしまった過去だ。
だが、現在完了は違う。
ここでも「I(私)」は、彼女に会えた訳ではない。
けれども、「(彼女の会えなかった)今朝this morning」は、「I(私)」にとって過(ぎ)去(った)ことではない。
「I haven’t seen her this morning.」と言うかぎり、彼女に会うまで、「I(私)」はずっとその「今朝this morning」の中にいる。
待つ者は、待つかぎり、待ち続けるかぎり、「彼女は来なかった」とは言わない。何故なら、それは《過去のことではない》からだ。
[英語]主張は現在形、データは過去形、先行研究は現在完了形で書かれている 読書猿Classic: between / beyond readers

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